こんにちは。
地下鉄東山線の藤が丘駅から徒歩15分、バス停「西本地ケ原」から徒歩5分、バス停「黒石」のすぐ前にある、【みどりのおかのこども歯科】です。
赤ちゃんのお口のにおい、気になったことはありませんか?
はじめての育児だと、心配になって相談にいらっしゃる方もいますが、ほとんどの場合は慌てる必要はありません。
まだ離乳期前で、母乳やミルクだけを飲んでいる赤ちゃんのお口は、独特な甘酸っぱいにおいがします。
赤ちゃんのお口や身体のコンディションによっては、いつもと違うにおいがすることもありますが、大きな問題となることはほぼありません。
いつもと違うお口のにおいの原因には、以下のようなものがあります。
・お口のケア不足
お口の中に母乳やミルク、離乳食のカスが残っていると、細菌が繁殖してお口のにおいの原因になります。
このカスが歯についたままだとむし歯の原因にも繋がりますので、きれいにしてあげましょう。
また、舌にカスが残っていると「舌苔(ぜったい)」という舌が白くなる状態になり、においの原因になります。
舌苔は大人の口臭の原因でも多いものです。
、・鼻づまりによるお口の乾燥
風邪などで鼻がつまって口呼吸になっていると、お口が開いてしまうので乾燥しやすくなります。
乾燥して唾液が減ると、自浄作用の低下で細菌が繁殖しやすくなるため、お口のにおいが発生します。
・むし歯や歯周病
乳歯が生えてきている場合は、むし歯が口臭の原因となっていることもあります。
また、あまり多くはありませんが、歯ぐきが赤く腫れている、出血があるなどの場合は、歯周病の可能性もあります。
・便秘
赤ちゃんは、摂取する水分量が不足すると便秘になりがちです。
便秘になると腸内にガスが発生して、その臭いがお口のにおいとして出ることがあります。
口臭を防ぐには、大人同様、常にお口の中を清潔に保つ必要があります。
コットンやガーゼで歯の表面をやさしく拭いたり、歯ブラシで丁寧に磨いたりしましょう。
舌が汚れていたら、清潔なガーゼやコットンに水を含ませて、舌の表面を傷つけないようにそっと拭き取ります。
鼻づまりの場合は、そこまでひどくないようであれば、吸入器で吸い取る、綿棒でふき取る、ゆっくり入浴しながら温めて鼻水を出す、加湿器を使ってお部屋の湿度を上げるなどケアをしてあげましょう。
ひどい場合は耳鼻科で処置してもらうと早くよくなります。
また、赤ちゃんの便秘は、水分不足のほかにも、運動不足やミルクがお腹に合わないことなどで起こります。
こまめに水分補給をしてあげるほかにも、お腹のマッサージや股関節などをやさしく動かしてあげましょう。
赤ちゃんのお口のにおいが気になったら、まずはこのような方法を試してみましょう。
それでも口臭がおさまらない場合には、歯科医院に相談しましょう。
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