お子様のむし歯予防には、大人の予防ケアが大切

こんにちは。
地下鉄東山線の藤が丘駅から徒歩15分、バス停「西本地ケ原」から徒歩5分、バス停「黒石」のすぐ前にある、【みどりのおかのこども歯科】です。
 
むし歯は、ミュータンス菌などのむし歯菌に感染することで起こります。
もしお口の中にむし歯菌がいなければ、むし歯にはなりません。
 
 

お口には元々むし歯菌はいません

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、むし歯菌は存在していません。
ですが、その後むし歯になる人はたくさんいます。
 
最初に述べたように、むし歯はむし歯菌により感染症です。
元々むし歯菌のいなかったお口の中に、どこからかむし歯菌が感染してむし歯になってしまうのです。
 
 

むし歯菌はどうやって感染していく?

むし歯菌は、両親など周りの大人から唾液を通して感染していきます。
食事の口移しやフーフーと冷ます、スキンシップのキス、食器やタオルの共用などで、むし歯菌が感染します。
これを裏付けるものとして、母親にむし歯がない子どもよりも、母親にむし歯がある子どもは約3倍むし歯になりやすい、という研究報告もあります。
 
日本人の約9割の成人が、むし歯の原因菌であるミュータンス菌を持っていると言われています。
このような状態では、赤ちゃんにむし歯菌が感染してしまうのは無理もありません。
 
また、乳歯が生える生後1歳半から2歳半頃にかけて、むし歯菌の感染が増えることがわかっています。
むし歯菌は、硬いところに好んで棲み着く性質があるため、乳歯が生えるとむし歯菌が棲み着きやすくなるためです。
 
ですが、この時期にむし歯菌に感染しなければ、大人になってからもむし歯になりにくいと言われています。
そのため、この時期のお子様との生活にはとくに注意したいものです。
 
 

お子様のお口を守るためには

赤ちゃんへのむし歯菌の感染リスクを抑えるためには、感染源となる大人が、お口の中のむし歯菌をコントロールする必要があります。
 
そのためには、むし歯があれば治療することはもちろん、毎日の適切な歯磨きや食生活の改善などの「セルフケア」と、定期的な歯科医院での検診やクリーニングなどの「プロケア」といった予防ケアを受けることが有効です。
 
予防ケアを2年間続けると、ミュースタンス菌がお口の中からいなくなると言われています。
 
 

家族の幸せな毎日のために、予防ケアを

大切なお子様が、大人になっても健康なお口を保っていくために、まずは周りの大人がしっかりと健康なお口づくりをする必要があります。
 
また、これからお子様が欲しいと考えているご夫婦は、今から予防ケアを始めましょう。
そして、赤ちゃんが生まれて歯が生え始めたら、赤ちゃんを含めたご家族皆様で、予防ケアを習慣化していきましょう。
 
健康なお口は、健康な身体づくりの第一歩。
大切なお子様とご家族がみんなで楽しく暮らすためにも、まずはお口の健康から改善していきましょう。