よく咬む習慣は発育期から

咀嚼回数が減ったことにより、現代人のあごは昔の人に比べ、小さくほっそりしてしまいました。
その影響で、最近の発育期の子どもたちは、永久歯が生えるスペースが不足し、歯並びが悪くなったり、咬合異常になりがちです。

そうならないためにも、強く、しっかりした顎をつくる必要があります。離乳食の頃から歯の発育にあわせた、よく咬んで味わうことのできるメニューを考え、また、加熱時間を加減して適度な歯ごたえを残すようにします。
さらに、しっかり咬むことができる丈夫な歯をつくるために、カルシウムやたんぱく質を充分にとることを心がけましょう。

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もちろんよく咬むことが大切なのは、お年寄りも同じです。自分の歯で食事ができることは、とても健康的で、嬉しく、美味しく食事が出来ます。
残念ながら歯を失ってしまった方も、自分の口に合う義歯の装着により、よく咬む食事をすることが、認知症を防ぐといわれています。逆に合わなくなった義歯を使っていると咀嚼機能を低下させますから、認知症患者の場合、その状態の悪化がみられるといったこともあります。

全身の健康維持に、咬むことは大きな関わりがあります

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このように、咬むことは、心身の健康にとても大切ですが、そのためにも丈夫な歯をもつことは不可欠です。
健康な歯が、健康で丈夫な心と身体をつくります。発育期からの口腔ケアを心がけましょう!

また、咬みごたえのあるものをよく咬んで食べる、ゆったりと時間をかけて食事をするということを実践しましょう!ひとくち食べ物を口に入れたら、30回から50回咬むのが理想的。好き嫌いなくバランスよく食べることも忘れずに・・・

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数十年前の日本で当たり前に行われていた日常・・・・・
①外で思いっきり遊ぶ事
②間食せず3度の食事を時間をかけ 家族で美味しく食べる事
③自然な野菜たっぷりの 手間ひまをかけた和食を大切にする事
④癖をなくすために親子でのコミュニケーションをとる事
⑤両親や祖先に感謝する心
・・・・・現在は、かなり努力しなくては 出来ない時代になりました。

『一生涯変わることのない 美しい歯! それは、親だけがしてあげられる 最高の贈り物です』

みどりのおかのこども歯科では 歯列育成・食育指導に力を入れています !!